レビューが判断基準に大きく影響するよなー...
最近何かとSNSを騒がせている「カカクコム」。
レビュー問題では、Amazonの偽レビューなどもあり、信用問題のハンドリングが難しい時期ではありますが、そのような状況でもカカクコムの決算は絶好調のようです。 [:contents]
カカクコム主要経営指標
- 売上収益 :150億3000万円(前年同期比+16.6%)
- 営業利益 :71億2100万円(同+16.3%)
- 営業利益率:46.5%(同±0%)
- 四半期利益:4億7700万円(同+15.7%)
カカクコムで特に特筆すべきは、営業利益率46.5%という驚異的な数値。
また時価総額は4,998億円(11月8日時点)と高い一方PERは 27.8倍とやや低めの印象を受けます。
主要事業別売上収益
【価格.com】
- 売上収益 :61億100万円(前年同期比+17.1%)
- 月間利用者数 :5,717万人
- 売上に占める割合:39.9%
【食べログ】
- 売上収益 :64億9400万円(同+9.1%)
- 月間利用者数 :10,810万人
- 売上に占める割合:42.4%
【新興メディア・ファイナンス】
- 売上収益 :27億1000万円(同+37.5%)
- 売上に占める割合:17.7%
カカクコムの売上は、
1. 価格.com
2. 食べログ
3. 新興メディア
で構成されています。
価格.comは政治的背景も関連してか、
* 大型家電等の売上・広告収益が増加
* クレジットカード発券数が前年同期比+35.5%
と再成長を遂げています。
食べログは売上自体は伸びていますが、気になるのが「ユーザー会員」で前年同期比ー19.3%とかなり減少しております。
そしてカカクコムの事業創出力の強さを感じるのが、新興メディア・ソリューションです。
前年同期比+37.5%と躍進を遂げています。
新興メディアでも特に注目なのが、求人ボックスです。
なんと売上高は前年同期比+263.9%という驚異的数値。
その他にもタイムデザインやスマイティなど、続々と収益源が増えてきております。
まとめ:今後の注目ポイントは新規メディアと食べログ新サービス
食べログの問題などはありますが、カカクコムは順調にポートフォリオを広めつつ、それぞれの収益が伸びております。
また株価も史上最高値付近に位置しており、これからの更なる飛躍から目が離せません。