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変化を楽しむ気分屋ぐりの役立ちノート

#20代マーケピザ 養成所、発足プロジェクトを通して学んだたった3つの重要なこと。

#20代マーケピザ 養成所 発足〜!

#20代マーケピザが進化するぞ〜!

2018年の下半期からすがけんさんが主催してくださっている「#20代マーケピザ」ですが、これまで以上に「20代のマーケターに力と光を」をコンセプトに進化します。

そのために、これまでの月1回の少数イベント(10人前後がピザを囲んですがけんさんに質問攻めするもの)や大規模イベント(数百人規模で開催する3ヶ月に1回のもの)とは異なる、新たなコミュニティを創設します。

今回はその創設までの流れと、そこで学んだことを紹介していきます。

#20代マーケピザとの出会い(前提・背景)

そもそも僕がすがけんさんと初めて出会ったのは、2018年12月の少人数イベント

そこで色々と質問をさせていただき、大きな学びがありました。

質問に対してのすがけんさんの答えはもちろんのこと、言語化のできない思考の部分で学びが大きかったのです。

具体的には以下の記事をご覧ください。

そこからTwitter上などでも色々とコメントさせていただき、今回コミュニティの運営メンバーとして誘っていただいたという背景があります。

#20代マーケピザ 養成所プロジェクトで学んだこと

まず今回のプロジェクトで学んだことの全体像と学びを簡単にまとめます。

3つの学びのまとめ

- 日常的に使っている言葉1つでも、議論の際はしっかりと定義を
- 何事も判断する際には順番と根拠が必要
- アウトプットは細部にまでこだわり、徹底的に当事者として全てに責任を持つ意識

今回のプロジェクトで学んだことは、マーケティングの基本的な流れ、イベントや本で学んだことの実践、アウトプットへの徹底的なこだわり、すがけんさんの熱意など本当に多岐にわたる部分で学びがありました。

そのような貴重な学びを少しでも多くの20代マーケターに届けたく、そしてより自分の成長にも還元させるべくまとめていきたいと思います。

まずは言葉の定義。時間は返ってこない

まず何よりも大事なのは、マーケターは「言葉」を大切にしなければいけないということ。

それはPRやブランディングの際はもちろんのこと、日常生活や議論の中でもです。

なぜか?

言葉の定義やニュアンスが異なる中で会話を進めていくと、次第に認識の齟齬が大きくなり、最終的に全て振り出しに戻ってしまうからです。

そのために言葉という普段使い慣れ親しんでいるものだからこそ、それぞれの言葉の定義を疑い、再定義する必要があります。

この「疑う」という行為もマーケターの1つの仕事でもあります。

実際に今回の「#20代マーケピザ 養成所」でも何度も言葉の定義を確認しました。

ターゲット選定という当たり前の難しさ

まずはSTPのうちのTのターゲットを決める際に、言葉の難しさにぶつかりました。

※前提として、S(セグメント)はすでに20代のマーケターと決まっています。

マーケターなら知っている「ターゲット」という言葉ですが、その使い方や解釈の違いが議論が議論ではなくなってしまう要因となりました。

ちなみに「ターゲット」とは「現状の姿や状態」なのです。

ここで注意すべきなのは、ターゲットが抱えている悩みや解決したいという想いは、ターゲットの「インサイト」であり、「ターゲット」ではないのです。

ここも順番が大事で、

1. ターゲットを決める
2. ターゲットが決まるからこそ、その課題や悩みが分かる
3. その課題や悩みを解決するプロダクトを考える

という順番になります。

もう少し汎用的にすると、

1. 誰に 2. 何を 3. どのように となります。

判断には順番と根拠が必要

ターゲットを決める際も、実際にプロダクトをローンチしてからのプロモーションも全ては順番と根拠が必要です。

今回の「#20代マーケピザ 養成所」の話し合いの中でも、何度もこの順番と根拠が必要とされました。

基本を押さえ、基本に従い、基本通りに進める

そもそもマーケティングには数学と同じように、公式があります。

例えばSTPであれば、セグメントを分け、ターゲットを決めてから、ポジショニングを決めます。

3C分析であれば市場・顧客分析を行ってから、競合分析を行い、自社分析を行います。

なぜ公式があり、それを利用するのか。

それは先人の知恵と努力を借りることで、無駄な労力を削減し、より思考に時間を投資するためです。

公式は覚えるだけではなく、「なぜそのようになってるのか」と考えながら実際の場面で利用することで、より理解を昇華することができます。

「#20代マーケピザ 養成所」では

  1. ターゲットを決める
  2. ターゲットの課題を言語化する
  3. ターゲットがその課題を解決するために現状支出している他のものを見つける
  4. 現在の支出からリプレイスするものを見つける

といったことを考えました。

リプレイスはお金だけではなく、時間もリプレイスするのです。

ロゴもプロダクトの1つ。基本に従い適切な順番と根拠を持とう

ロゴもプロダクトの1つであり、色はもちろん、フォントや配置、大きさなど全てに意味を持たせる必要があります。

ロゴなどはデザインの一種であり、どうしても「好き・嫌い」の感情論になってしまいがちです。

しかし、そのような順番と根拠がない議論をしてしまうと、多数決の判断になってしまい、結果として誰も責任を持たない不明確なロゴが生まれてしまうのです。

そのような不明確な順番や根拠ではなく、しっかりと判断基準を決め、デザインの場合はアフォーダンス(※)を意識することが重要です。

※アフォーダンスとは、人が自然と色やデザインから感じる印象(緑は安全なイメージなど)

まずはデザインを考慮する際に、コンセプトも考慮しながら判断基準を見つけるための判断要素をブレストしました。

一例として、

  • 遠くでも見やすい
  • PC/スマホで見やすい
  • コミュニティを想起させる
  • 学びを意識できる

このような感じでどんどんロゴに必要な要素をブレストしていきます。

ブレストの基準としては、10分で20個ぐらい出す勢いが必要です。

その際は無駄なものと思われるものや被っても全く問題ありません。

そのような要素をブレストしながら、次第にロゴを判断する際の基軸を決めていきます。

今回の場合は「仲間×個人」「メッセージ性×デザイン性」といったものになりました。

ロゴを決める際の2軸

(画像は運営メンバーの一人、まゆさん作成)

このような軸を決め、ロゴを考慮する際の抜け漏れがないかを確認していきます。

2軸に整理することで、案の中で足りていない象限を見つけ出し、要素を追加していきます。

ちょっとまとめます。

デザインを決める際のポイント

- デザイン案は主観で決めない
- デザインを何で決めるのかの案を出し、軸を選定
- 軸に沿ってヌケモレがないかチェック

そしてロゴやデザインをデザイナーさんに作成していただく際にも、デザイナーさんが理解しやすく、やる気がある文章を書くことが重要です。

相手に正しい情報を提供し、正しく行動してもらうこともマーケティングの1つです。

アウトプットにこだわり、当事者として全てに責任を持つ

今回の「#20代マーケピザ 養成所」は遊びではなく、事業としてやるのです。

細部にまでこだわりを持ち(月額8,000円の価値を感じてもらう)、そのために一人一人が徹底した当事者意識で課題を1つずつ解決していく必要があります。

ローンチ前の準備

ロゴやデザインを決め、いよいよ皆さんにローンチするためのプロモーションの準備です。

まずは相手(お客さま)の気持ちになり、

  • どうやってイベントの存在を知るのか
  • どうやったらイベントに入ろうと思うのか
  • どうやったらイベントを周りに広めようと思うのか

を考えていきます。

これもブレストで10分で15~20個、案を出していきます。

「#20代マーケピザ 養成所」の場合、まずはfacebookの#20代マーケピザグループでの先行公開という形をとりました。

ローンチの際にはどんな情報が必要かを考えながら投稿内容等をみんなで作り上げました。

そして実際にローンチ。

ローンチ後の高速な改善

ローンチして一安心。

なんて言ってる場合じゃありません。

マーケターとしての役割は、「自分が何ができるようになったか」ではなく「どんな反応が計画通り起こせたか」がマーケターの価値であり、成績です。

どんなに議論し、内容が濃くなっても、アウトプットを丁寧にやらなかったら適当に議論したのと同じなのです。

そして10の努力でも1の努力でもアウトプットで結果を出した方が評価されるのです。

結局アウトプットと結果が全てです。

そのため、ローンチ後にも高速なPDCAを回していきます。

例えば初日にFacebookに投稿してから、想定よりも申し込みが少ないという事態になりました。

その際に思いつきで次に何をするのか?と決めるのではなく、ここでも「順番」と「根拠」が重要になってきます。

申し込みまでのボトルネックを見つけ出し、特定を行うのです。

その際にはまず、ユーザーが行う行動や認知のステップを洗い出し、ファネル分析が必要になります。

ファネル分析

まずはファネル分析で原因の特定を行います。

今回の場合、そもそも土曜日に投稿したこともあり、facebookでの投稿を認知されていないことが原因だと特定しました。

そのために取れる施策をブレストし、施策の実効性と効果からどの施策を打つかを決めます。

今回の場合だとTwitterでのバズを起こすような投稿と行動喚起でした。

その投稿が皆さんご存知のこちら。

マーケティングの完璧な流れ

  • 理想の結果を描き
  • そこまでの条件を見つけ
  • 問題を洗い出し
  • 仮説を持って
  • コミュニケーションを考え
  • 行動して
  • 結果を出す

これがマーケティングの理想です。

そして現在も、今回の#20代マーケピザ 養成所はこの一連の流れを成功させるべく毎日運営メンバーで議論を重ね、アクションに動いております。

最後に...

特に日本人は謙遜する文化があるのですが、自分たちの成果をアピールするのもマーケティングでは重要な仕事の1つです。

成果をアピールすることで新たなより大きな仕事が舞い込んでくるのです。

まとめ:#20代マーケピザ 養成所で学べることは実践に役立つ思考法である

まだまだスタートしたばかりです。

しかしすがけんさん+運営メンバー5人( まゆさん / ふくまさん / やつかさん / こじしゅんさん / はやと )で、#20代マーケピザ 養成所を大成功させるために毎日圧倒的な成長をしつつ、色々と悩みながらも前に進んでいます。

「#20代マーケピザ 養成所」、絶対に金額以上の価値を提供し、人生の転換点にさせます。

1年間徹底的にコミットして、一緒に「20代のマーケターに力と光を」体現しましょう〜!

読んでくださってありがとうございます。ぜひ応募してくださいね!

3つの学びのまとめ

- 日常的に使っている言葉1つでも、議論の際はしっかりと定義を
- 何事も判断する際には順番と根拠が必要
- アウトプットは細部にまでこだわり、徹底的に当事者として全てに責任を持つ意識

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